Python 3.6.0b4 は、次のメジャーバージョン Python 3.6 の予定されている最後のベータリリースになります。
Python 3.6 の主な新機能は以下になります。
* PEP 468 - 関数の **kwargs の順番の保持
* PEP 487 - クラス生成時のカスタマイズの簡潔化
* PEP 495 - ローカルタイムの曖昧性の解消
* PEP 498 - リテラル文字列書式指定
* PEP 506 - 標準ライブラリへの Secrets モジュールの追加
* PEP 509 - dict 型にプライベートバージョンの追加
* PEP 515 - 数値リテラルのアンダースコア
* PEP 519 - ファイルシステムパスプロトコルの追加
* PEP 520 - クラス属性定義の順番の保持
* PEP 523 - CPython にフレーム評価 API の追加
* PEP 524 - (システムの起動中) Linux 上で os.urandom() をブロックさせる
* PEP 525 - 非同期ジェネレーター (暫定)
* PEP 526 - 変数アノテーションの構文 (暫定)
* PEP 528 - Windows のコンソールエンコーディングを UTF-8 に変更 (暫定)
* PEP 529 - Windows のファイルシステムエンコーディングを UTF-8 に変更 (暫定)
* PEP 530 - 非同期内包表記
詳細は"What’s New In Python 3.6" を参照してください。
3.6.0b4 は以下からダウンロードできます。
ベータリリースは、広く様々なコミュニティへ向けて、新機能やバグ修正を検証したり、自分たちのプロジェクトで新機能リリースに備えるといった機会の提供を目的としています。サードパーティーの Python プロジェクトのメンテナーの方々は、ベータ期間中に 3.6 の検証を行い、できるだけ早く bugs.python.org に見つけたイシューを報告してもらうようにどうかお願いします。ベータ期間中のリリースは feature complete ではありますが、一部の機能は変更されるかもしれませんし、稀な場合では、リリース候補フェーズ (2016-12-05) の前に削除されるということもあり得ます。私たちの目標は rc1 の後にいかなる変更も行わないことです。この目標を達成するには、3.6 へ向けてベータ期間中にできるだけ露出していくということがとても重要になります。これはプレビューリリースであり、本番環境での利用を推奨していないというのに注意してください。
Python 3.6 の次のプレリリースである 3.6.0rc1 はリリース候補であり、2016-12-05 に予定されています。Python 3.6.0 の公式リリースは、いまのところ 2016-12-16 を予定しています。リリーススケジュールの詳細は以下の PEP で確認してください。
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